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クラシック名曲三昧


今年も、兵庫県西宮市の市民大学「宮水学園」の芸術講座にて、「クラシック名曲三昧〜裏話添え〜」と称してメゾソプラノ歌手の片岡結衣ちゃんと2人でレクチャーコンサートを行いました〜♪

去年は伴奏者としての参加でしたが、今年は講師として呼んで頂き、私も伴奏だけでなくピアノソロを演奏したり、曲の解説をしたりと盛りだくさんでした! また、アンコールでは私の作曲した歌曲も演奏させて頂きました。 コンサートでMCをするのはまだ数回目、一般的なコンサートでのピアノソロは実は久しぶりで(作曲活動をメインにするようになってからは初めて!)でした。


←いつもお世話になっている、 メゾソプラノ歌手で女優でダンサーの片岡結衣ちゃんです! 最近ショートカットにして、ますます素敵でお美しいのです♡♡

          そんな結衣ちゃんとの嬉しいツーショット!↓


この本番を通して、私自身とても勉強になり、大きな気付きがありました。 この気付きについて、文章にしようとして模索しているうちに、はっきりとその形が見えてきて、これは自分にとっての発見となりました♪ 私は作曲活動をメインにするようになってから、ソロ演奏からは遠ざかり、伴奏やアンサンブルでのピアノを弾くことばかりでした。 誰かと共に演奏することは、その時その場所ならではのコミュニケーションの上に成り立つ音楽を共に作っていくことであり、とても楽しいものです。 また、共演者は同志であり、舞台上という緊張する環境の中で心強い存在です。 しかし今回、ソロの演奏でも、実は自分1人きりの世界で演奏しているわけではない、と気付きました。 それはきっと、MCでお客さんたちに沢山語りかけるという機会があったからこそだと思います。 コンサートをする時、演奏者は、選曲についてはお客さんのことを想定しても、演奏そのものはどうしても音楽そのものの高みを目指すことに焦点を当ててしまいがちだと思います。 しかし解説では、実際にどのような方に向かって話すのかを想定し、内容を練り、彼らにより良く伝わるような言葉を選んで話していきます。 私は解説の準備に取り組む中で、そして実際に当日お客さんに向かって沢山話しかけていく中で、「自分は今彼らにこの音楽を伝えたくて、この場所にいる」ということを再認識し、演奏とは生きたコミュニケーションであることを感じました。 音楽を演奏する時にはいつも、その時その場所ならではのお客さんがいます。 彼らと共有したいものがたくさんあって、彼らがいるからこそ私は今彼らに向かって演奏し、また彼らと共にこの音楽を楽しむのです。 このような機会を頂けたことに、本当に感謝しています!

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